ぬるま湯さろん とは?

写真左・山田レイ 右・真都山みどり
2016年7月ニットキャップシアター「ねむり姫」公演で劇中音楽を手掛けた真都山(まつやま)みどりと
振付・ダンサー出演した山田レイが新たに興したユニット。「コトバと音と踊り」をキーワードに共同創作する。
ユニットの命名はニットキャップシアター主宰・ごまのはえ。
「名前は育てていくもんですからね〜」の名言の下、更年期障害とうまく付き合っていきながら、いい湯加減の作品を発表し続けていくつもり。
作品『ヌルマ伝』シリーズ
第一回目のコラボレーション作品は2017年5月のナゴコンGrow!5にて出展。
名古屋と京都を何度となく行き来して創作した。
「儀式」をテーマに据えつつ、遊びゴコロもある作品となった。(気がする)
『ヌルマ伝・第壱説』 2017年5月6日・7日 於・名古屋市青少年プラザ ユースクエアプレイルーム
構成・出演/ぬるま湯さろん 音楽・演奏/真都山みどり 振付/山田レイ
*プログラムノートでの紹介文
お互いのルーツを模索していくうちにたどり着いた先は、自然への敬意と共生、
踊りや音楽の原初的衝動から生まれる感情の豊かさ。「世界は美しいのだ」
短いながらも三部構成となっている作品。
<第一章>神がかり(レイ)が木に見立てたウッドベースに神降ろしをする。ホツマ正伝にある祝詞(詠い・みどり)にのせてベースの周りを
四角く練り歩くと・・・。
<第二章>ウッドベースの後ろから転がり出てきたモノノケはキジムナー(みどり)。神がかりの真剣さとは裏腹に全体的に冗談めいている。
真似っこ遊びをしているうちに楽しくなってきてハチャメチャに。調子に乗って木(ウッドベース)を切り倒してしまう。
<第三章>夢から醒めた人間。しかし、そこにあったはずの自然は既になく、虚ろな空間が広がる。後悔と懺悔と祈り。
祈りの果てに一筋の光が立ち上る。ひこばえ。再生。